部活動について石部中HP管理者2021年4月26日読了時間: 1分中学校での生活が始まり、2週間が過ぎようとしています。新しい環境での生活にも少しずつ慣れてきて、自分らしさを出して生活ができているでしょうか。本日放課後部活動ミーティングを行い、いよいよ部活動が本格的に始まります。体力的にきつくなる1か月となりますので、生活のリズムをつくり、十分休養をとって翌日の生活に臨めるよう、ご家庭でも声かけをよろしくお願いします。また、各部のタウンメールへの参加もあわせてお願いします。
未だに運動部で、何十年前と同じく毎日走り込みをさせたりしていないだろうか。
全ての運動部がそうだとは言わない。でも揚げ足を取るつもりはないが、1カ月やそこらで体力的にきつくなるということであれば、その状況や部活は少し疑ってみてほしい。せっかく希望を描き部活に入るなら出来るならいい成長に結び付いてほしいからです。
例えば、チョコレート好きな人がほぼ毎日チョコレートを食べるとどうか。1カ月もすれば嫌になってしばらく食べたくなくなる。これは栄養素的に体の拒否反応としては自然の心理反応。
運動部の原点である筋トレにしても近年は、動画やインターネットで、上質な専門知識が手に入る。
その中で、筋力の超回復には中1~2日(72時間)は休息時間の配置が不可欠だし、成長に必要な適切な負荷は、限界の7~8割というのも一流のアスリートや医師たちによって発信されている。例え自重トレーニングにしても毎日はやり過ぎだ。体重や筋力量などを記録・分析すれば一目瞭然の結果が出る。なぜなら、人間の破壊された筋細胞は、1日で完全再生できるほど有能ではないからだ。
キツイ言い方になるが、それをなにも考えず国のガイドラインの週1日以上の休息を曲解して、最低限の1日を入れとけばいいやという風になっているのではないか。
最低休息週1~2日としているのは、あくまで負荷がかなり低い場合だととれる。例えば、日替わりにトレーニング(筋トレ部位)を重複しないよう変える工夫をしての話だろう。
単なる部活担当の先生でそこまで面倒見れないという感じかも知れない。
なにも顧問が全て考える必要はない。今はいくらでも誰にでも調べられる環境がある。生徒に超回復という仕組みと成長できる負荷を教えたうえで、自分たちで記録と分析、練習メニューを組ませればいいのではないか。それを顧問が理にかなっているか評価したらいい。
要は精神論の問題ではなく、休息日を入れなさすぎか、部活のトレーニングメニューが走り込みのみなど、同じトレーニングを毎日させ過ぎていたり、毎日負荷が大きすぎるからついていけないという結果を産んでいるのではないか。昔と違い今は運動科学も発達し幾らでもなぜを探求できる解決法がある。日々生徒たちに中学生活をこなさせるだけでなく、部活の中でも考える力をつけてほしいという思いです。